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名越康文の最新のお知らせはこちらで告知します。

 

著書一覧に新刊『『男はつらいよ』の幸福論 寅さんが僕らに教えてくれたこと』を追加しました!

2016年01月31日(日)09時52分30秒

著書一覧に新刊『『男はつらいよ』の幸福論 寅さんが僕らに教えてくれたこと』を追加しました! また、メディア出演情報会う(講座一覧)を更新しました。

 

『男はつらいよ』の幸福論 寅さんが僕らに教えてくれたこと

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2016年2月発売

テレビのコメンテーターとしてもおなじみの精神科医が、『男はつらいよ』映画全48作をつぶさに観て発見した、今を生きる日本人が幸せになるための”知恵”とは?

寅さんの”名言”、みんなが涙した”名場面”、著者ならではの分析を満載で贈ります!

 

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【メルマガ】トラウマもまた、私たちの心の現実である

2016年01月19日(火)03時12分11秒

 

人間の意識の可能性は無限といっていいぐらい広大です。だからこそ、意識は近視眼的にならず、できるだけ遠くへと、しかも妄想に陥らずに広げ続けることができるかが問題となるのです。

 

私たちは拳を握ることもできれば、それを緩めることもできます。しかし、私たちはしばしば、トラウマ故に、握った拳を開くことができなくなってしまいます。このとき重要なのは、トラウマもまた現実の一部であるということを認めるということ。そこからしか、トラウマからの回復はおぼつきません。

 

なぜなら、トラウマというのは常に、短絡的な感情反応を助長し、冷静な思考を阻害し続けるものだからです。逆に言えば、多くの人は主観的には「考えている」つもりであっても、「感情的になっている」だけであることが少なくない。その厳粛なる事実に、瞬間ごとに気づき続けることができるかどうか。問題はそこなのです。

 

多くの人が感情的であることは、感情的になっていい理由にはなりません。もちろん、感情的になっていいと考える人に、無理強いはいたしません。しかし、マジョリティが正しいわけではない、ということは繰り返し、言っておく必要があります。感情の坩堝の只中にありながらも微笑し、「個」として明日を目指し続けることこそが、私たちに課せられたテーマである。僕はそう考えているのです。

 

 

<ご案内>名越式性格分類ゼミ(通信講座版)第4期会員募集中!

 

すでにご案内中の「名越式性格分類ゼミ(通信講座版)」第4期会員ですが、あと数名で締め切りとなります。第5期の募集人数・時期については未定ですので、ご興味のある方はお急ぎください。

 

<<<お申し込み・詳細は下記リンク先より>>>

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名越康文メールマガジン 生きるための対話(dialogue)

2016年1月18日 Vol.116

<トラウマもまた、私たちの心の現実である/容姿の劣等感との付き合い方/瞑想を日常化するコツ/話していて飽きがこない人/整理する脳、カオスを呼び込む身体>

 

目次

00【イントロダクション】トラウマもまた、私たちの心の現実である

01カウンセリングルーム Pick Up!

[Q1] 容姿の劣等感との付き合い方

02【コラム】瞑想を日常化するコツ

03精神科医の備忘録 Key of Life

・話していて飽きがこない人

04読むこころカフェ(39)

・整理する脳、カオスを呼び込む身体

05講座情報・メディア出演予定

【引用・転載規定】

 

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名越式性格分類ゼミ(通信講座版)第4期会員募集開始!

2016年01月05日(火)08時52分16秒

名越式性格分類ゼミ(通信講座版)の第4期会員募集がスタートしました。

毎月東京で開催されている「名越式性格分類ゼミ」の模様を完全収録したDVDで、自宅で体癖論を学べます!

詳細はこちら。

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【メルマガ・年頭のご挨拶】本当の知恵は「タイミングが合う」ことから

2016年01月04日(月)01時00分55秒

 

皆さん、あけまして

おめでとうございます!

 

皆様にとって

素晴らしい一年になりますよう

お祈り申し上げます。

 

2

 

名越式性格分類ゼミ(通信講座版)のノベルティノート。

 

 

 

さて先日、ツイッターに、「知恵とはタイミングが合いはじめるということ」と書きました。

 

近年、あらゆることが機械やコンピューターによって代替されるようになっていくようになる中で、人間が担うべき役割は何か、ということが非常に重要なテーマとなりつつあると僕は考えています。それは言い換えれば機械では担えない、人間だけの「知恵」とは何か、という問いとどう向き合っていくか、ということです。

 

例えば「認識」というものの多くは既に、コンピューターによってデータ化され、整理・体系化されるようになっているようです。空間認識とか、質感の認識とか、少し前だとデータ化するには途方もない手間がかかっていたアナログな認識が、最近では当たり前のように、コンピューターが取り扱うようになっている。その結果として、以前であれば人間にしかできなかったような分野が、どんどん機械に取って代わられるようになっています。

 

では、機械ではなく、人間にしか担えない「知恵」とは何なのか。「タイミングが合う」というのは、この問題を考える上で、重要な切り口となると僕は考えています。というのも「タイミングが合う」ということは、いまのところ科学的に取り扱うことができないものだからです。

 

私たちの日常感覚においては間違いなく、「タイミングが合う」という現象は起きています。しかし、どれほど精密なコンピューターであっても、「タイミングが合う」という現象を再現することは、非常に難しい。

 

もちろん、単に「時間と空間がピッタリと一致する」ということであれば、コンピューターのデータ処理でも、実現することはできるでしょう。しかし、私たちが認識している「タイミングが合う」ということは、必ずしも「時間と空間がピッタリと一致する」ことだけではありません。例えば「時間と空間が絶妙にズレる」ことを「タイミングが合う」と表現することだってあるのです。

 

僕はこの「タイミングが合う」ということに、知恵の本質を感じます。カウンセリングでいえば、何気ないこちらの一言で、相手が何か、人生の重大な気づきを得ることがある。それは、その「一言」の意味内容が素晴らしいからではありません。一回限りの時間、空間のズレ。声色や表情、流れといったものすべてによってもたらされる劇的な変化というものがある。これを私たちは「知恵」と呼ぶのだと思うのです。

 

逆に言えば、「タイミングが合う」という要素を持たない知恵というのは、本当の知恵ではない、といってもいいと僕は考えています。タイミングは決して科学することができない。科学の対象でないということは、再現できないし、検証できない、ということです。もちろん、後から理由付けすることはできるけれど、それは文字通りの「後知恵」でしかない。知恵を科学的に制御したり、科学的に知恵を引き出す、ということはできないのです。

 

瞑想や行を重ねていると、だんだんと「タイミングが合う」ということが起きやすくなってきます。これは、知恵の発露において、一番わかりやすいものの一つです。もちろんこれを意識的にコントロールするというのはなかなか難しいのですが、段々と「ああ、これが『知恵』なのかもしれない」という実感が湧いてくるのです。

 

皆さんもぜひ、身の回りで起きることを「タイミングが合っているかどうか」という視点で見直してみてください。そこにこそ、大いなる知恵のヒントが転がっているように思います。

 

 

名越康文メールマガジン 生きるための対話(dialogue)

2016年1月4日 Vol.115

<本当の知恵は「タイミングが合う」ことから/「夢の心理学」についての名越先生の見解を聞かせてください/グループ型アイドルという「型」の力/USJの「Re-born(リ・ボーン)」に込めた思い/なぜ今、性格分類なのか/緊張の奥底に眠る「身体的記憶」ほか>

目次

00【イントロダクション】本当の知恵は「タイミングが合う」ことから

01【カウンセリングルーム】Pick Up!

[Q1] 「夢の心理学」についての名越先生の見解を聞かせてください

02【近況】twitterのアンケート機能を使ってみた/グループ型アイドルという「型」の力/USJの「Re-born(リ・ボーン)」に込めた思い

03【コラム】なぜ今、性格分類なのか

04精神科医の備忘録 Key of Life

・悪のごとき善であれ

05読むこころカフェ(38)

・緊張の奥底に眠る「身体的記憶」

06講座情報・メディア出演予定

【引用・転載規定】

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【メルマガ】言葉が持つ2つの意味に目を向ける

2015年12月26日(土)12時28分56秒

 

多くの言葉は、常に2つの意味をはらんでいます。

 

例えば「喜びのために生きる」といっても、「人が喜ぶことをする」のと「人の喜ぶことをする自分を求める」のとでは、まったく違います。あるいは「ピュア」ということにも2種類があるといえるでしょう。強すぎる妄想のためにピュアに見える人と、感覚が尖すぎるためにピュアになっている人は、まったく別種の人間なのです。

 

あるいは「興味」にも2種類があるように思います。満たされれば冷める興味と、汲めども尽きぬ興味です。そして、後者の興味の中でのみ、時折、時間を超越するような感覚が起きるのです。

 

汲めども尽きぬ興味は、それが有り得ると可能性を信じられた日から、その到来の扉が開かれるのです。

<名越康文メールマガジン2016年12月21日号「精神科医の備忘録 Key of Life」より。

 

 

名越康文メールマガジン 生きるための対話(dialogue)

2015年12月21日 Vol.114

<ちょっと変わったクリスマスの過ごし方/なぜ空海は真言宗と名付けたのか/才能とは、強靭で極めて薄い膜のようなものだ/「つられ笑い」は心身の健やかさの指標!?/何はなくとも、まずは身体を動かすことからほか>

目次

00【イントロダクション】ちょっと変わったクリスマスの過ごし方

01【近況】なぜ空海は真言宗と名付けたのか 改めて「声」の力について考える

02精神科医の備忘録 Key of Life

・才能とは、強靭で極めて薄い膜のようなものだ

03【コラム】「つられ笑い」は心身の健やかさの指標!?

04カウンセリングルーム<今週はお休みです>

05読むこころカフェ(37)

・何はなくとも、まずは身体を動かすことから

06講座情報・メディア出演予定

【引用・転載規定】

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