【メルマガ】自己肯定感を高めるにはどうすればいいですか?


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[Q]自己肯定感を高めるには?

 

vol.105で「別居する」という簡潔なお答えを頂けたAと申します。

 

Vol.105

http://yakan-hiko.com/BN4013

 

毎回ありがたい気持ちで拝読しております。

特に今回のvol.116は今の私に必要なお話ばかりでとても感謝しています。

 

Vol.116「トラウマもまた、私たちの心の現実である」ほか

http://yakan-hiko.com/BN4668

 

<中略>

 

前置きが長くなってしまいましたが以下から質問です。

 

歌手デビューおめでとうございます。いつまでも夢を追い続けるって素敵ですね。お陰様で私も瞑想とストレッチを始めて、一周年を迎えることができました。名越先生の教えがなければ実現不可能な話です。ありがとうございます。

 

私は所謂「自己肯定感」が低く、カウンセリングを受けています。カウンセリングの先生からは自分の中の子供の自分と仲直りするため、毎日話しかけるように指導されています。

始めて数ヶ月経ちますが、未だに子供の自分がそっぽを向いていて上手くいっていない感じです。

 

名越先生でしたら「自己肯定感」を高めるために何をすれば良いとアドバイスなさいますか?

 

 

[A]自我を緩めて、「機能としての自分」を感じるということ

 

ご感想とご質問、ありがとうございます。

 

さて、ご質問の自己肯定感については、いま専門家のカウンセリングを受けておられるということですので、少なくともカウンセラーの方との信頼関係がしっかりとしているのであれば、そのまま続けていただいたほうが良いかと思います。

 

そのうえで、私から付け加えることがあるとすれば、西洋心理学的なカウンセリングと並行して、東洋心理学的なアプローチを取り入れてみる、ということです。

 

まず「自己肯定感」という概念はそもそも、西洋心理学的な枠組みのものである、ということを理解しておく必要があります。それはつまり、「自我を確固たるものとして確立する」ということを、暗黙の前提にしたものだということです。「自己」を「肯定する」という言葉には、そういうニュアンスというか、価値観が予め含まれているわけですね。

 

一方、仏教心理学などの東洋的なアプローチでは、自我を縮小し、緩めていくことによって、心から「重さ」を取り払っていく、という考え方です。ここだけみると、西洋心理学とは真逆のことを言っているように聞こえますが、それは……

 

 

<この続きは名越康文メールマガジン「生きるための対話」2016年3月7日号(Vol.119)をご購読ください>

 

 

名越康文メールマガジン 生きるための対話(dialogue)

2016年3月7日 Vol.119

<名越式性格分類ゼミ認定制度開始/自己肯定感を高めるには?/人はなぜ「モテたい」のか/テレビとインターネットの未来像を心理学的に考察する/ヴィパッサナー瞑想が目指す境地とは/ほか>

 

目次

00【ご案内】名越式性格分類ゼミ認定制度の開始と第1回認定試験のご案内

01カウンセリングルーム Pick Up!

[Q] 自己肯定感を高めるには?

02【コラム】人はなぜ「モテたい」のか

03【近況】テレビとインターネットの未来像を心理学的に考察する

04精神科医の備忘録 Key of Life

・情緒に「普遍性への回廊」はあるか

05塾通信(特別編)欠落こそが人間の可能性(2) ヴィパッサナー瞑想が目指す境地とは

06講座情報・メディア出演予定

【引用・転載規定】

 

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