【メルマガvol.130より】人に伝わる言葉
言葉は感覚という巨大な氷山の一角にあります。ですから、言葉を深く理解したければ、海の下に沈んだ巨大な氷山を感じる体感的な視野が必要です。
では、その体感が欠如して、言葉だけが暴走してしまうとどうなるでしょうか。そこには被害的なトラウマ(過去の身体感覚の記憶)や、観念的な過剰な正義感(あるいはニヒリズム)が支配することになるでしょう。
そして、言葉を使って他人に何かを伝えたければ、瞬間のうちに「え? 何?」と注視させる工夫が必要です。頭ごなしの「正しい言葉」に、人は決して耳を傾けてはくれないのです。
ある種の人々は「伝えるための工夫」そのものを嫌います。しかし、「正しければ聞くべきだ」「正しいのだから知るべきだ」という態度は、知性からもっとも遠い態度といえるでしょう。空海も、本当の知性は方便力だと言っています。
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名越康文メールマガジン 生きるための対話(dialogue)
2016年8月1日 Vol.130
言葉は感覚という巨大な氷山の一角にあります。ですから、言葉を深く理解したければ、海の下に沈んだ巨大な氷山を感じる体感的な視野が必要です。
では、その体感が欠如して、言葉だけが暴走してしまうとどうなるでしょうか。そこには被害的なトラウマ(過去の身体感覚の記憶)や、観念的な過剰な正義感(あるいはニヒリズム)が支配することになるでしょう。
そして、言葉を使って他人に何かを伝えたければ、瞬間のうちに「え? 何?」と注視させる工夫が必要です。頭ごなしの「正しい言葉」に、人は決して耳を傾けてはくれないのです。
ある種の人々は「伝えるための工夫」そのものを嫌います。しかし、「正しければ聞くべきだ」「正しいのだから知るべきだ」という態度は、知性からもっとも遠い態度といえるでしょう。空海も、本当の知性は方便力だと言っています。
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