【メルマガ】コミュニケーション能力の3つの要素
コミュニケーション力の3つの要素
メールやSNSなどのコミュニケーションツールの発達によって、僕らは時間や場所を問わず、いつでも他者とコミュニケーションを取ることができるようになりました。
ただ、いくらそれらのツールが発達したとしても、私たちが生きていく上で、人と人とが直接顔を会わせたときに求められる、個々の能力としてのコミュニケーション力の重要性が失われるわけではありません。
では、そもそもコミュニケーション能力とは何なのか? 具体的に、どういう人を、コミュニケーション能力のある人と呼べば良いのか?
私は、カウンセラーとしての臨床経験から、コミュニケーション能力というは、大まかにわけて、次の3つの要素からなるのではないか、と考えるようになりました。
それは「エピソード力」「論理力」「感情」です。
もちろん、この3つがすべてだと言うつもりはありません。でも、この3つの要素に分けてとらえることで「そもそもコミュニケーションとは何か」ということの見通しが得やすくなるのは、間違いないことだと思っています。
エピソード力とは「上手に省略する力」
コミュニケーション能力の3つの要素のひとつめ、「エピソード力」について。
皆さんの周りにも、「お話」が上手な人って、いらっしゃると思うんですね。「昨日、こんなことがあったんだよね」ということを、わかりやすく、要点と時系列を踏まえて、相手にわかるように話すということ。
こういう人がエピソードを語っていると、状況が目に浮かぶようにはっきりとイメージできるので、聞いている人は、どんどん話に引き込まれていきます。こうした「エピソードを語る力」というのは、実はコミュニケーション能力を構成する、重要な要素だと思うんです。
では、エピソード力の、もっとも重要なポイントってなんでしょうか。
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名越康文メールマガジン 生きるための対話(dialogue)
2018年1月21日 Vol.164
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今週の目次
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00【お知らせ】文庫版『驚く力』、単行本『ソロタイム 「ひとりぼっち」こそが最強の生存戦略である』、好評発売中!
01【心理学】コミュニケーション能力の3つの要素
02【カウンセリングルーム】※今週はお休みです
03【pieces of psychology】「わからない」という感覚/いかにして飢えるか/未来にイメージを持つ
04【コラム】心のバランスを崩さない「営業スマイル」のコツ
05精神科医の備忘録 Key of Life
・これでいいのだ
06講座情報・メディア出演予定
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