メルマガ「生きるための対話」 Vol.061を配信しました!


名越康文メールマガジン 生きるための対話(dialogue)2013年10月7日 Vol.061を配信しました。

目次は以下の通り。

 

01主観と客観の間に張られた糸が奏でる音楽――オードリーライブから
02 カウンセリングルーム
【Q1】苦手な冬を上手に過ごすコツ
【Q2】話題豊富で退屈させない人になりたい
【Q3】異質な存在を受け入れない場
03 【私家版】門外漢の仏教論(5)
・苦しんでいる人ほどチャンスがある
04 精神科医の備忘録 Key of Life
・自信とは“違和感”のないこと
05 こころカフェ(17)
・好奇心から「信」を育てる
06 講座情報・メディア出演予定
【引用・転載規定】

 

━━┯━━━━━━━━━━━━━
01 │ 主観と客観の間に張られた糸が奏でる音楽――オードリーライブから
━━┷━━━━━━━━━━━━━

 

■舞台の上で輝く二人

Twitterでも少し書きましたが、先日、新宿で拝見したオードリーのお二人のラ
イブ、本当に素晴らしかったです。舞台の上の二人の才能と、これまで積み重ね
てきた芸のパフォーマンスのクオリティに、ちょっと嫉妬を覚えるぐらいでした。

終了後、楽屋にご挨拶に伺った僕から見た二人は本当に輝いていて、僕は女子高
生のような恥じらいを覚え、ほとんど何も話せずにご挨拶だけして失礼しました。

その後、事務所に帰ろうと新宿からJRに乗り、恵比須駅を出たところで、「先
生!」と、三〇代ぐらいの女性に声をかけられました。面識のない方だったんで
すが、会釈すると「先生、紀伊国屋ホールにいらしてましたよね」と。その方も
たまたま、同じオードリーの舞台をご覧になっていたんですね。

お話すると、その方も僕と同じように、舞台の上の二人の輝きに、心をわしづか
みにされていました。幅広いファンの心をつかんで離さない二人の舞台を、メル
マガ読者の皆さんにもぜひお勧めしたいと思っています。

 

■「身体」と「精神」の間に弦が張られているかのように

オードリーのお二人というのは、一般的にいわゆる「凸凹」コンビだと認識され
ていますよね。

もちろん体格ひとつとっても対照的なのですが、もっと「存在の本質」のような
部分で、春日さんと若林さんは対照的な特質を持たれているように私には見えま
した。

春日さんというのは、唯我独尊の「主観キャラ」。一方で、若林さんは鬼のよう
な「客観キャラ」。そして舞台上では、この二人の間にものすごい緊張感で
「弦」が張られている。ネタが展開されるたびに、その弦がつまびかれるように
重層的な「音楽」が奏でられる。

オードリーの二人の舞台から感じたものを言葉にするとしたら、そういうことに
なるのかもしれない。

 

<続きはメルマガ本編をご登録の上、ご覧ください>

http://yakan-hiko.com/nakoshi.html