1日の「時間」をリセットする化粧水


――今、男性でも毎朝、化粧水をつける人が増えているそうです。

 

はい、僕も基本的に毎朝、化粧水をつけてますね。けっこう好きですよ。

 

あと、僕もいま、定期的に出ているのは『シューイチ』だけなんですけど、テレビのときは、一応お化粧をするでしょう? それで、お化粧を取るときにはアルコール的なものを使う。そうすると、どうしてもカサカサする。

 

そういうときは、そこに置いてある化粧水を使うんですけどね。

 

でも、粘度が高くて、ぬるっとした感じが強すぎると、使いにくいっていうのはあるんですよ。ぬるぬるして、いつまでも乾かない感じが強いと使いづらい。一方で、あまりさらさら水っぽい感じだと、垂れてきてしまって、急いでなじませないといけないという焦りが出るんですよね。

 

だから、化粧水って、中身の成分とかも大事だと思うんだけど、「ちょうどいい安心感のある粘度」っていうのが、けっこう大事だと思うんですよね。

 

ものすごく微妙な秒単位でみていくと、僕らは化粧水みたいなものを手にとった瞬間、非常に精緻な情報をキャッチしているんだと思うんです。「ああ、これは5秒くらいで気化してさらさらになるな」とか「これは3分くらい、肌の上に残ってそうやな」とかね。どこか、無意識のレベルで予測している。

 

だから、化粧水の粘度がちょうどいいっていうのは、その予測が、安心感を生むからなんじゃないですかね。

 

この『俺の化粧水』は、そこが最大の特徴かな、と僕は思いますね。毎朝使うと、そこで「速度」がリセットされる感じがある。

 

――速度がリセットされる。

 

そう。逆に、生活習慣って、速度を上げるタイプのものもたくさんあるんです。というか、現代はそっちのほうが多いと思うんですね。

 

たとえば「冷めたらおいしくない食べ物」とか「溶ける前に食べなきゃいけないアイス」みたいなものは、やっぱり無意識レベルで「急いでやらなくちゃ」という急かしがあると思うんですよ。

 

最近、ハンバーグステーキって、よく熱々の鉄板の上に乗って出てくるじゃないですか。以前のようにお皿に乗って出てくるハンバーグは、すぐ冷めちゃうから、おいしく食べるためには結構焦らなきゃいけなかったんだけど、鉄板でサーブされると、けっこう時間をかけて、ゆっくり食べられますよね。

 

この化粧水もそういう意味で、「ゆっくり肌になじませてくれればいいよ」っていう無意識レベルのメッセージがある。

 

これ、毎日のことですからね。けっこう大事なんですよ。朝の時間を、いつもの自分よりもちょっとゆっくり、落ち着いた時間に引き伸ばしてくれる感じがある。些細なことで恐縮なんですが、僕にとってはすごい大事なことなんですこの違いは。

 

たとえばね、僕は昔から、「眼鏡拭き」は、それなりの値段のものを買うようにしているんです。眼鏡をつくったときにおまけでくれるやつじゃなくて、それなりの大きさの、しっかりしたものを買う。それを使って、眼鏡の汚れを1―2分かけて、しっかりとぬぐう。そうすると、心理療法的に、心が落ち着くんですよね。

 

現代人は、心の速度が、いつも1.5倍速とか、2倍速になっていることが多い。それを0. 5倍速とか0.75倍速にしたとき、リセットされるんだと思うんですよね。

 

化粧水を朝、しっかりと顔に伸ばしていると、それだけで、心の速度が0.75倍速ぐらいになっている。結果、お肌の調子もよくなる(笑)。こういう心理療法って、ゆるやかなんですが、30日、50日、100日経つと、案外効いてくると思っています。

 

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