諦めてはいけない


 

感情というのは衣服のようなものだが、脱ぐのに少々手間がかかる。

 

未熟さは寂しさに直結しているし、寂しさは怒りに火をつけるだろう。
今日という一日の最後の瞬間を感情によって台無しにしてしまったとしても、次の日にまた生きて目を覚ますとすれば、それは我々がまだ可能性の中にいるということだ。

「次の瞬間」には常に新鮮な時間が出現しているのだから。

 

そして生命の夢とはおそらく、そうした生命の宿業を越えることなのだろう。諦めてはならない。

 

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