日記(ブログ)


精神科医の備忘録~key of Life。臨床、講演、テレビ、ラジオ……精神科医の東奔西走の日々。

第62回名越式性格分類ゼミ(2018年10月14日)のご案内

2018年09月17日(月)10時01分30秒

巣鴨で月1回行っている名越式性格分類ゼミ、次回のご案内です。

 

<以下、事務局からのご案内>

 

前回(2018年9月16日開催)のゼミでは、「2種類の瞑想」「フェイクの意味」「大坂なおみさんの体癖分析」「アドラー心理学と方便力」という盛りだくさんの内容でした!

(通信講座会員の方、来月のDVDをお楽しみにお待ちください!)

 

次回は、「アドラー心理学*体癖論」の2回目を行いたいと思います。

もちろん、各種体癖、診断についてもより深めていきます。

貴重な機会をお見逃しなく!!

 

<自宅でDVDを通して名越ゼミを受講したい方は>

名越式性格分類ゼミ(通信講座版)

https://yakan-hiko.com/meeting/nakoshi.html

 

 

<<第62回名越式性格分類ゼミのご案内>>

 

■日時

2018年10月14日(日)14:00-16:30

※開場時間は13:30です。

 

■会場

アープカレッジすがも

JR・都営地下鉄「巣鴨」駅徒歩2分

豊島区巣鴨3-25-12 山崎ビル3階

 

■ご予約について

原則先着順のお申し込みとなります。定員になり次第締め切ります。

お申し込みはウェブサイトから!

 

nakoshisemi.yakan-hiko.com/

【締切間近!】名越式性格分類ゼミ(通信講座版)第14次受付中!

2018年08月24日(金)11時39分47秒

 

名越式性格分類ゼミ(通信講座版)の第14次募集(会期は2018年9月スタート)、

現在受付中です!

定員に達し次第締め切りますので、ご関心のある方は、お申込みをお急ぎください!

 

(すでに通信講座会員になっている方は、自動継続となりますので、改めてお手続きの必要はございません)

 

<<<お申し込み・詳細は下記リンク先より>>>

https://yakan-hiko.com/meeting/nakoshi.html

 

■塾長・名越康文からのご挨拶

 

皆さんこんにちは、名越康文です。

 

2015年1月からスタートした名越式性格分類ゼミ(通信講座版)はおかげさまで好

評をいただいており、このたび、第14次の会員募集をさせていただくこととなりま

した。

 

僕は「旅する精神科医」と言われるぐらい、北海道から沖縄まで毎日のように講

演や講座などをやらせていただいているわけですが、単発の講座や講演では、僕

の心理学の柱である性格分類、気質分類についてお話をする機会が滅多にない、

という問題があります。

 

というのも、1時間半なり、2時間という時間だと、「心とは何か」といったテー

マについてはある程度まとまったお話はできても、性格分類についてはまとまっ

たお話をするのは難しいからです。お話できないわけではないですが、その程度

の時間だと、ほとんど間違いなく、本質を見失った状態でお伝えしてしまう可能

性が高い。

 

だからこれまで僕は、福岡、大阪、東京という、非常に限られた場所で、限られ

た人を相手にしか、性格分類=体癖論のお話をしてこなかった。それ以外の地域

に住んでおられる、性格分類に関心を持ってくださる方々には申し訳ないな、と

いう思いをずっと持っていました。

 

この通信講座では、これまで実際の講座を受講した経験のある方から、メルマガ

など、活字を通して関心を持っていただいていた方まで、幅広い方々に利益とな

るのではないか、という趣旨で運営しています。

 

お届けするDVDには、できるだけ当日の講義を、生のままお伝えするようにして

います。ライブ講義の息づかいや、そこに込められた感情、ユーモア、冗談、息

づかい……といったさまざまな要素は、しばしば「おまけ」として捉えられがち

ですが、「人間そのもの」を扱う性格分類においては、それらは各体癖の「内容

」そのものです。もちろん、講義のDVDだけで体癖論のすべてを伝えることがで

きるとは思いませんが、DVDに収録されたすべてを味わって、奥深い体癖論の世

界に没入していただければ幸いです。

 

<<<お申し込み・詳細は下記リンク先より>>>

https://yakan-hiko.com/meeting/nakoshi.html

 

【メルマガ】「お説教」に陥らないために

2018年08月22日(水)10時45分38秒

誰かに何かを伝えたい。そういう思いを持つことは素晴らしいことです。

でもそれはしばしば、「お説教」になります。

 

「お説教」になった途端、人は耳を閉ざします。それは親子でも、教師と生徒でも、友人でも、恋人でも、まったく同じです。

 

人の無意識はその人の話の内容よりも、その人と自分との関係を見ています。特に若者、もっといえば、子どもの無意識はいつも内容ではなく、関係性を見ている。自分と相手との関係性が抑圧的なのか、お互いを尊重し合っている関係なのかを見ている。

 

だからいわゆる「お説教」は功を奏さないどころか、むしろ相手の心を離れさせてしまうのです。

 

 

お説教は、関係性の膠着を生みます。お説教するほうもされる方も、相手を軽視しはじめます。これでは、教えが正しく伝わることはありません。

 

言うまでもなく、何かを教え、伝えることは大切なことです。でも自分の伝え方が「お説教」になっていないかどうかを、いつも細心の注意を払って観察しておくべきです。

 

「お説教」に陥らないために見ておくべきポイントはいくつかあります。ひとつは、自分が「当たり前のこと」ばかりを口にしていないか、ということ。

 

人にものを教えるときに、当たり前のことばかりを言っている。これは、かなりの確率で、ただの「お説教」になっています。

 

そこにあるのは、相手への対抗意識です。無意識のうちの対抗意識が、教えを「お説教」に変えてしまう。これを打開するためには、相手への尊敬を伴う、柔らかな観察が必要なのです。

 


名越康文メールマガジン 生きるための対話(dialogue)

2018年8月20日 Vol.178
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今週の目次
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00【締切間近!】名越式性格分類ゼミ(通信講座版)第14次受付中!

01【近況】「お説教」に陥らないために

02【カウンセリングルーム】(今週はおやすみです)

03【pieces of psychology】<所有について/2種類の「わかった!」/恐怖心をなくしてはいけない/不自然を感じ取る>

04【スペシャル対談Vol.2】名越康文×しいたけ「運命をつかむ人ってどんな人?」(第2回)

05精神科医の備忘録 Key of Life

・歌こそ無私の愛である

06講座情報・メディア出演予定

【引用・転載規定】

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体癖論という「学び」

2018年05月18日(金)08時44分22秒

 

児童相談所の仕事に関わらせていただいて、かれこれ30年ほどになります。その中で感じることは、全国の児童相談所の研修や、学校の先生が学ぶ教室運営のカリキュラムの中に体癖論を取り入れることができたら……ということです。

 

僕は、病院勤めをしていた10数年は週1回、その後も月に1回は児童相談所に伺っていますが、その間、体癖論を使わない日のほうが少ないぐらい、いつも体癖論のお世話になっています。今は、子どもたちや、子どもたちの親と関わる職員の方々の相談を受け、スーパーバイズする役割ですが、その際、体癖論を取り入れることで、解決する問題は非常に多いのです。

 

相手が3種なのか、8種なのか、あるいは5種なのか10種なのか。今の僕の立場はスーパーバイザーで、お子さんに直接会うわけではありません。ですから、必ずしも正確な診断とは言えませんが、それでも、スタッフから伺った情報をもとにある程度体癖のあたりをつけ、その気質に合わせた対応をアドバイスする。もちろん、スタッフは体癖論を知りませんから「何種だから」という言い方はしませんが、アドバイスさせていただいた内容について怪訝な顔をされることはありません。

 

たとえば、お預かりしているお子さんとの関わり方についてご説明するとき、お母さんが4種なのか、5種なのかによって、求められるプレゼンはほとんど「真逆」と言っていいぐらい違います。もし、5種の人にだらだらと「そもそも、子育てというのはですね……」などという説明を始めてしまったら、肝心な部分の説明に入る15分前には、相手は聞かなくなってしまうでしょう。もしかしたら、「ああ、この職員は能力がないから、説明が下手なんだ」と信頼を失ってしまう可能性すら、ありえます。

 

一方、4種のお母さんであれば、できるだけゆっくりと、反応を確かめながら一つ一つポイントを押さえてお話をさせていただく必要があるでしょう。それくらい、タイプによって必要とされる対応は違う。

 

体癖論を知らなければ、こうした、タイプ別の対応がなされることはありません。私たちは無意識のうちに「自分と相手は同じ感受性」だという思い込みから、コミュニケーションを取ろうとします。そうすると「これで分かっていただけた」と思ったとしても、その3分の1も相手には伝わっていない、ということが起きてしまうのです。

 

一対一のコミュニケーションはもちろんのこと、教室運営やグループワークなど、集団でのコミュニケーションでは、さらに体癖論は効果的です。

 

ただ、世の中のほとんどの人は、こういった性格分類、体質分析については「いかがわしいものだ」と思い込んでいる。表面的には否定していなくても、潜在意識の中でそう思い込んでいる人が多い。だから、本当に真剣に取り入れようとする人は少ないんです。

 

もちろん、気に入らなければ、取り入れなくてもいいと思います。ただ、体癖論を取り入れない、ということは、裏を返せば「今の自分の対人コミュニケーション技法を変えない」ということと、ほとんど同じなのだと僕は思います。

 

現場で接する相手は、多種多様です。それに対して、自分の持って生まれたコミュニケーション能力と一般的な対人スキルだけで個別対応するのは、実はとても、非効率的なのです。体癖論を学んだ方が、ずっと効率的で楽に、さらには正確な対応になるのです。

 

でも人は、自分が慣れ親しんだコミュニケーション方法を変えることに、抵抗します。(僕自身がそうでしたから、その気持はよくわかります)

 

「学び」というのは、本質的に楽しいものです。ただ人は誰でも、自分の認識を根底から変えるような学びに対して、保守的です。変えたくない、変わりたくないのです。でも実は、世の中で一番楽しいことは、まさにそうした自分の認識が根底から変わるような「学び」なんです。

 

手芸でも、絵を描くことでも、詩を書くことでも、お茶やお花、そういう習い事でも、学んで上達することが楽しいわけですよね。すべての遊びには、学びの要素があるから楽しい。遊びの中に学びの要素があり、学んでいる瞬間にこそ、最高に楽しい遊びが生まれる。遊びのすべては、学びにつながっている。遊ぶように学ぶことができれば、人生の喜びは3倍、4倍になっていくでしょう。

 

学ぶことを億劫がっている人は、子どもの頃に親や当時の教育によって、それがしんどいこと、面倒くさいこと、いやなこと、自分には関係ないことだと刷り込まれているのではないかと思います。そういう意味では、体癖論を学ぶ前に、そこを解放する必要があるのかもしれません。そうすると学ぶ楽しさは3倍増になるし、あらゆることが非常に効率的になる。失敗しなくなる、とまでは言いませんが、失敗しにくくなるのは確かです。

 

そういう学びの楽しさが詰まっているのが体癖論なのだと僕は思っています。

 

<<<名越式性格分類ゼミ(通信講座版)第13次募集のお申し込み・詳細は下記リンク先より>>>

https://yakan-hiko.com/meeting/nakoshi.html

 

 

 

【ご案内】名越式性格分類ゼミ(通信講座版)第13次受付中!

 

 

名越式性格分類ゼミ(通信講座版)の第13次募集(会期は2018年6月スタート)受付中です。締切は来週頃の予定だそうです。

 

昨年から数カ月に一度配信しているテキストも、6月には3号目「3種体癖」が配信予定です。

 

 

通信講座会員のみなさまには、当該月のDVDとともにお届けします。

休会中の方や、ご検討中の方は、この機会にぜひ、お申し込みください!

 

今後も、各体癖の講義に加え、心理学/カウンセリング論をさらに充実させる予定です! 名越康文先生が長年積み上げてきた、秘伝のカウンセリング論を学ぶことができる、貴重な講義です。ぜひご購読ください!

(すでに通信講座会員になっている方は、自動継続となりますので、改めてお手続きの必要はございません)

 

<<<お申し込み・詳細は下記リンク先より>>>

https://yakan-hiko.com/meeting/nakoshi.html

名越式性格分類ゼミ(通信講座版)第13次受付開始!

2018年05月08日(火)09時55分21秒

名越式性格分類ゼミ(通信講座版)の第13次募集(会期は2018年6月スタート)を

開始しました!

 

昨年から数カ月に一度配信しているテキストも、6月には3号目「3種体癖」が配信予定です。

通信講座会員のみなさまには、当該月のDVDとともにお届けします。

休会中の方や、ご検討中の方は、この機会にぜひ、お申し込みください!

 

今後も、各体癖の講義に加え、心理学/カウンセリング論をさらに充実させる予定です! 名越康文先生が長年積み上げてきた、秘伝のカウンセリング論を学ぶことができる、貴重な講義です。ぜひご購読ください!

(すでに通信講座会員になっている方は、自動継続となりますので、改めてお手続きの必要はございません)

 

<<<お申し込み・詳細は下記リンク先より>>>

https://yakan-hiko.com/meeting/nakoshi.html