「最優先」ということ


 

 

 

 

名越心理学を学び始めた初期の間(心の理論が理解できてから1-2年)は、何より最優先で心を制御し、心に囚われないように生きる生活のコツを掴んでゆくことが必要です。

心を制御する以外のことは、生活の中野いわば「付随物」に過ぎません。そこまで徹底してやります。(結果的には、それまでよりは、何であれ能率も完成度も上がるはずです)

 

 

 

心の制御については、「あぁ参考になる話を聞いたな」「こういうやり方もあるな、取り入れよう」程度で心に留めているだけでは、おそらくほとんど前に進むことはできません。

 

やるなら“最”優先でやる。冷酷なようですが、虚飾のない言葉と受けとって下されば幸いです。

 

 

 

心の制御のコツが分かり、それをいつも手離さなければ、それまでの猛烈な悩み苦しみのほとんどが、実は自分自身ではなく、心の作り出す炎であったことが知れます。そのことが深く得心出来るまで、脇見を決してしないことです。最優先なのです。

 

以上です。

 

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