「勘」「観」「感」


 

「勘」とは行動のはじまりのこと。

「観」とは全体の見渡しのこと。

「感」は感情の根拠のこと。

 

世の中には「勘」と「観」を持つ人は少なく、多くの人は「感」とそれとを、取り違えている。不遜かもしれないが、私にはそう見えることが多い。

 

つまり皆、自分の好き嫌いの根拠を、直観ではなく、その偽物に求めている。

 

言い換えれば、自己愛とはそれほどに根深いということなのだろう。