内面とは、内側の空間の感覚のことである。
このことに関しては、まずは極めて単純に考えたほうが良い。
つまり、“内側に空間を感じる”というほんの数分のエクササイズが、“内面”という体験になり、内面の実感になってゆく。
内面は、しだいに外の世界とのバランスをとるための、つまり自分を取り戻すための、内側の小さな居間、道場、探検、風景のようになってゆく。
たとえ話ではなく、思弁的でなく、
内側の感覚を感じて、
その曰く言い難い、ゆったり動き続ける感覚を、愉しんで、趣味にしてしまうこと。
内面を作るための、エクササイズの話でした。