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名越康文の最新のお知らせはこちらで告知します。

 

【お知らせ】『ソロタイム 「ひとりぼっち」こそが最強の生存戦略である』の電子版が出ました

2017年10月28日(土)12時54分26秒

各方面からお問い合わせをいただいておりました新刊『ソロタイム 「ひとりぼっち」こそが最強の生存戦略である』の電子書籍版が、発売開始になったそうです。kindleでも、iphoneでもご購読いただけるとのこと。よろしければご覧ください。

 

『ソロタイム 「ひとりぼっち」こそが最強の生存戦略である』(電子書籍版)

https://yakan-hiko.com/dc.php?no=12

 

※amazonで購入できるのは、紙の書籍版のみです。kindleご利用の方も、上記サイトよりご購入ください。

 

本書は、全国書店で販売中です。

 

amazon:『SOLO TIME ソロタイム 「ひとりぼっち」こそが最強の生存戦略である』

 

また、すぐに手に入れたければ、丸善ジュンク堂がやっているネット書店「honto」なら、

送料無料・即日配送で買えるそうです。

honto:『SOLO TIME (ソロタイム)「ひとりぼっち」こそが最強の生存戦略である』

・ヤフーショッピングでのご購入はこちら

https://store.shopping.yahoo.co.jp/yakan-hiko/906790258.html

大手書店では、こんなパネルとか、

こんなポップで、

みなさんをお待ちしています。

ぜひ、書店で手にとってご覧いただけると嬉しいです。

「世界は微笑んでいる」とつぶやいてみる

2017年10月17日(火)11時14分12秒

世界がただそこにあるだけのものとして感じられると、

それだけで人は猛然とさびしくなり、攻撃的になる。

 

そういう時は、まず一人になる。
そして、步く。

 


街角や周囲の景色を少し距離をおいて見つめてみる。
おもむろに、「世界は微笑んでいる」とつぶやいて見る。
そうすると、必ず何かが起きる。

 

 

驚くべきことに、世界は事物ではなく、むしろ人格なのである。

 

私たちは世界のすべてを認識できるわけではない。

だから、世界というのは、その人の視界の幅でしか、存在しえない。そして、価値観というふるいを通過することで、その世界はさらに小さくなる。

 

世界が縮まると、人は孤立し、世界はただ茫漠と広がるだけになってしまい、結果として、生きる気力が減退する。

 

 

では、小さくなった世界をもう一度広げていくためには、どうしたらいいか。

その力を持つのは、強い現前性を持つ人やモノとの出会いだけなのだ。

 

人物や事物がもたらす「驚き」だけが、その絞り切った視界をもう一度、グイっと広げてくれる。

私たちは驚きを探すために、歩いているのだ。

 

 

歩くことは、ソロタイム……。
好評発売中!『Solo Time 「ひとりぼっち」こそが最強の生存戦略である』

名越康文メールマガジン 生きるための対話(dialogue)

2017年10月16日 Vol.158
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今週の目次
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00【巻頭言】「世界は微笑んでいる」とつぶやいてみる

01【心理学】「どうしてこの人はこんな簡単なことがわからないの?」と感じた時に読む話

02カウンセリングルーム

[Q]銀河皇帝パルパティーンはなぜダークサイドに落ちたのでしょうか

03【読むこころカフェ】

「あってもないように、なくてもあるように」の境地

04精神科医の備忘録 Key of Life

・言葉は常に自動化される

05講座情報・メディア出演予定

【引用・転載規定】

 

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歩くことの効用/期待という心の鎖

2017年10月03日(火)11時20分18秒

歩くことの効用

何かうれしいことが起きたとしたら、その次には、多かれ少なかれさみしさがやってきます。それは少しも、残念なことではなく、素敵なことがあった「証」のようなものなのです。

 

では、そのさみしさはどう消化すればいいか。
それは、いつもより少し長めに歩くことです。

 

歩くことは、けっして軽んじてはならない、心理療法です。

 

悩みや暗い感情は、いびつな時間感覚の世界に人間を閉じ込めます。まとまった時間、散歩することは、その混乱気味の時間感覚を整え、正常化してくれるのです。

 

期待という心の鎖

 

心の傷の数だけ、人は「期待」を抱きます。ただ、そのほとんどは氷山のように、無意識の領域に沈んでいます。そういう意味で、期待こそが、その人を縛る「心の鎖」なのです。

 

もしこの鎖を寸分でも解くことができれば、おそらく心の潜在力は倍増するでしょう。

 

激しい感情を用いるたびに、人は陰で落ち込みます。それが相手を操作する為であったことを、どこかで感じているからです。

 

しかしその罪悪感を否定する為に、私たちは感情の使用を、さらに繰り返します。「これこそが、私の本当の気持ちなのだ」と信じることで、自分をはぐらかそうとするのです。

 

この「感情表出の中毒」をどこかで止めることが、自己を救うただ一つの道なのです。

 

 

歩くことも、ソロタイムのひとつの形……。
好評発売中!『Solo Time 「ひとりぼっち」こそが最強の生存戦略である』

 

 

 

名越康文メールマガジン 生きるための対話(dialogue)

2017年10月2日 Vol.157
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今週の目次
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01【巻頭言】歩くことの効用/期待という心の鎖

02【近況】養老先生の時間感覚から「責任」について考える

03カウンセリングルーム

[Q]すぐに現実的逃避してしまう自分を変えたい

04【講座採録】本を読んだぐらいで人生が変わるのか?

(朝日カルチャーセンター新宿出版記念講座より)

05精神科医の備忘録 Key of Life

・「見世物小屋に「再生」のマスターキーを見た

06講座情報・メディア出演予定

【引用・転載規定】

 

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【メルマガ無料公開記事】なぜ私は喫茶店でしか仕事ができないのか–場の心理学から考える

2017年09月19日(火)11時14分34秒

このメルマガの読者の方はご存じの方も多いと思いますが、

僕は基本的に、喫茶店でしか、仕事ができません。

 

資料を読むにしても、原稿に赤を入れるにしても、あるいはインタビューや対談を収録するにしても、事務所や自宅では、どうもはかどらない。単語ぐらいは出てきても、ある程度の文脈を持った言葉になってくれないんですね。

 

 

喫茶店だと仕事がはかどるのは、たぶん、「適度なノイズ」が入るからなんだと思います。

 

ですから喫茶店といっても、どこでもいいわけじゃありません。ある程度常連さんがついているけれど、それなりに一見さんのお客さんも出入りするお店で、いついっても、同じようでいて、どこかが違う。有線のBGMや、お客さんの会話の内容、コーヒーの濃さ……。

 

そういうものが適度なノイズとして入ってきて初めて、仕事がはかどるんです。

 

 

だいぶ昔の話ですが、ある番組の企画でコメントをさせていただく時に、番組の設定のために、ほとんど何もない、真っ白なスタジオでコメントしたことがありました。もちろん仕事なので、僕なりにがんばってコメントをしましたが、正直なところ、あの時ほど、自分が何を言っていいのかわからなくなって焦ったことはなかったぐらいです。

 

これは我ながら「ああそうか。これだけ自分の思考は、周りの雰囲気に影響を受けているのだ」と、染み入るように理解できた瞬間でした。

 

 

僕は極端な例かもしれませんが、人は誰でも、「場の力」の影響を受けて、仕事をしています。僕はフリーランスですから、喫茶店が仕事場になりますが、多くの方の仕事場は、会社のオフィスでしょう。

 

そういう場合、オフィスの中に、何らかの「ノイズ」があることが、重要だと僕は思います。

 

一番簡単なのは、植物や動物などの、「自然」を招き入れることでしょうね。よく昭和なドラマで、社長室に大きな観葉植物や熱帯魚、あるいはカメなどの爬虫類を水槽にかわれているシーンをよく見かけますが、あれは、ただのわかりやすい成金趣味のアイコン、というのでもないのだと思います。

 

合理的に仕事を進めなければならない人ほど、環境の中に、ノイズとなるような非合理的な、あるいは目的意識と合致しない「何か」を招き入れる。成功する人というのは、無意識か意識的かはともかく、そういうことをやっているんだと思うんです。

 

 

新刊『Solo Time 「ひとりぼっち」こそが最強の生存戦略である』でも、少し「場の力」が人に及ぼす影響について、論じています。

よろしければどうぞ!

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名越康文メールマガジン 生きるための対話(dialogue)

2017年9月18日 Vol.156
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今週の目次
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00【巻頭言】本質を見えづらくさせる「光」もある

01【近況】なぜ私は喫茶店でしか仕事ができないのか

02【心理学】漠然とした将来への不安とどう折り合いをつける?

03カウンセリングルーム※今週はお休みです

04【コラム】日本人が抱える「神経症的しんどさ」の正体

05精神科医の備忘録 Key of Life

・「いま一番大事なこと」なんて、なくていいんだよ

06講座情報・メディア出演予定

【引用・転載規定】

 

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心理学が与えてくれる翼

2017年09月04日(月)01時00分15秒

「物は考えよう」という言葉があります。

 

しかし、恋愛にしても、家族関係にしても、問題が起きていること自体は、きっと事実なのでしょう。だとすれば、それをなかったことにはできません。

 

でも、悩みごとをなくすことはできなくても、その「重さ」を変えることはできるんです。

 

 

量子力学の研究成果によって、物質の重さはそのもの自体に備わった性質というよりは、「場」との相互関係によって定まるということがわかってきているそうです。

例えば、ヒッグス粒子の影響を強く受ける陽子や中性子には質量が生じますが、光子(フォトン)は、ヒッグス粒子の影響を受けないので、質量が生じない、というようにです。

 

 

悩みの「場」にどっぷりと浸かっている時、その悩みはまるで、底なし沼のように、深く、にっちもさっちもいかない、大変なものに感じられるでしょう。

しかし、その上空を滑空する鳥にとっては、悩みの存在は感じられても、その「重さ」は、まるで存在しないかのように軽くすることができるのです。

 

 

悩みの本体は、その内容よりはむしろ、重さにこそある。

もし心理学がみなさんの力になることがあるとすれば、それはおそらく、悩みの「重さ」を、それ以前には想像もできなかったほど軽くして、その人が大きく羽ばたいていくお手伝いをすることにあるのでしょう。

 


名越康文メールマガジン 生きるための対話(dialogue)

2017年9月4日 Vol.155
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今週の目次
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00【巻頭言】心理学が与えてくれる翼
01【近況】名越式性格分類ゼミ第2回認定試験の採点を終えて
02【心理学】「正しく疑う」ことは可能でしょうか? メディアリテラシーの心理学
03カウンセリングルーム※今週はお休みです
04【読むこころカフェ】「隠居宣言」で集注欲求を手放すことができた
05精神科医の備忘録 Key of Life
・状況を把握できていないのは当然のこと
05講座情報・メディア出演予定
【引用・転載規定】

 

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新刊『Solo Time 「ひとりぼっち」こそが最強の生存戦略である』も好評発売中。現在、3刷です!

 

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もちろん、全国書店さんでも、ご購入いただけます。

なかなか手に入らない、という方はこちらの記事をどうぞ

http://nakoshiyasufumi.net/170703solotime/ ‎