日記(ブログ)


精神科医の備忘録~key of Life。臨床、講演、テレビ、ラジオ……精神科医の東奔西走の日々。

二つの曼荼羅によって描かれる宇宙観

2013年09月27日(金)04時11分39秒

金剛界と胎蔵界の二つの曼荼羅、二つの宇宙観をきちんと統合したのは、おそらく空海が初めてである。

これを左脳と右脳、あるいは男性性と女性性、と捉えることは、(あくまでそのレベルの範囲内ということを弁えているかぎりにおいて)有益だろう。

 

この宇宙観は実は、極めてユニークなものだ。注意しなければいけないのは、この二つの世界を、智慧(理性)と慈悲(愛)と捉えてしまうこと。そうとらえた瞬間、私たちは思考停止に陥る。すなわち「分かった気」になってしまうのだ。

例えば、金剛界と胎蔵界の二つの曼荼羅に描かれている神仏の配置をみれば、金剛界は悟り(成長)の段階、つまり生命や存在の時系列を、胎蔵界はあらゆる衆生の仏性のいわば濃淡(波紋)を表現している。

つまり「方向性を持つ運動」と、「波のように戯れるような運動」が等価であり、同じ現象を現している。そういう宇宙観なのだ。どうも言葉にすると薄っぺらいが、これはとても面白くダイナミックな考え方であり、そう簡単に「分かった気」になれるような代物ではない、ということは確かだと思う。

 

昼カレーから子ども家庭センター、相愛大学へ

2013年09月27日(金)12時49分17秒

今日はふつうカレー。
子ども家庭センターに出張前。

夜は相愛大学・連続講座の後期一回目です。

 

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夏カレー

2013年09月27日(金)09時37分00秒

おそらく最後の夏野菜カレー、イン大阪。

 

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新しいメガネ導入!

2013年09月24日(火)04時41分22秒

新しいメガネが来ました。

 

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自信とは何か

2013年09月24日(火)09時38分21秒

「自信とは何ですか?」

といいったことを今さら聞かれることがあります。

そういうときはそろそろ、自分のレベルなりに、真面目に答えるようにしています。

で、今の私のレベルにおける答えは、

“違和感のないこと”
であります。

そういう意味では、私の考えでは、「自分」と「自信」 とは、ほとんど関係がありません。

だから「自信をつける」という言い方も、たいへん不適切なものに思えるのです。

なぜなら、自信とは、その場限りのものだから。
とはいえ、「自信」という限り、一回こっきり、その場かぎりのものだと言ってしまうと、それはそれで「そんなのはまぐれと変わらないではないか」、というそしりも免れないかもしれません。

ということで、「自信をつける」ということを私なりに整理すると、
1)「違和感」という感覚を磨き続け、
かつ、
2)それが消失する方法を身につけてゆく、

ということになるのです。